伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

2017年4月のブログ記事

  • 何日君再來(いつの日君帰る:蔡幸娟版)

     「何日君再来」(ホーリー ジュン ザイライ、邦題「いつの日君帰る」)は、「夜來香(イエライシャン)」と並び称されるチャイニーズ・メロディーを代表する1曲です。  この曲は、1937年に上海で製作された映画『三星伴月』の挿入歌として、当時の人気歌手 周璇(しゅう・せん、チョウ・シュアン、1918年... 続きをみる

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  • 春の園遊会

     昨日20日午後、東京の赤坂御苑において春の園遊会が開かれ、天皇皇后両陛下は皇太子ご夫妻など皇族方と約2時間に亘り庭園を回って、2000人余りの招待者と和やかな一時を過ごされました。  招待者の一人、卓球女子の福原愛選手は、昨年の8月のリオデジャネイロオリンピックに出場してメダルを獲得し、その翌月... 続きをみる

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  • ここに幸あり(幸福在這裡)

     「ここに幸あり」は、1956年当時18歳の新人歌手大津美子(おおつ よしこ、1938年1月12日 - )が、同名の映画の主題歌として発表し空前の大ヒットとなった楽曲です。  作詞は『酒は涙か溜息か』などのヒット曲で戦前から知られていた高橋掬太郎(たかはし きくたろう、1901年(明治34年)4月... 続きをみる

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  • 情人的眼淚 (恋人の涙:蔡幸娟版)

     春は、出会いの季節でもあり、別れの季節でもあります。  「情人的眼淚」は、1958年当時の英領香港で潘秀瓊(パン・シウチョン、1935年-)の演唱により発表された楽曲です。  その後、多くの歌手がカバーしており、香港や台湾の映画のいくつかで主題歌或いは挿入歌としても使用されています。  歌詞の内... 続きをみる

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  • 夜來香(イェライシャン)

     【夜來香(イェライシャン)】  「夜來香(イェライシャン)」とは、キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)の花の一つ、学名テロスマの漢語名です。  ユリに似た上品な香りが夜になるとひと際強くなるので、この名が付けられています。  日本名は「東京葛(トンキンカズラ)」、英名では「Tonkin jasmin... 続きをみる

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  • グレープフルーツ

    【伊賀山人の庭の一隅で育つグレープフルーツの木(去年の蝉の抜け殻付き)】  グレープフルーツは、英語名でgrapefruit(ブドウの果物)、漢語名で葡萄柚(ブドウのブンタン)、亜熱帯を原産とする柑橘類の1種です。  その名は、木が成長して果実ができると、ブドウ(grape)の房のように鈴なりにな... 続きをみる

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  • 雑草の歌

     【伊賀山人の庭に咲くハハコグサ(母子草、別名:御形・鼠麹草)】  「雑草の歌」は、1976年(昭和51年)に発表された美空ひばり〔みそら ひばり、1937年(昭和12年)5月29日 - 1989年(平成元年)6月24日〕の楽曲です。  この歌の作詞者名は「加藤和枝」、つまり美空ひばりの本名です。... 続きをみる

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  • 人気記事について考える

     「人気記事」の欄に、古い記事がピックアップされることがよくあります。  現在、2箇月以上前に掲載した「立春雑感」が、比較的長期に亘りアップされています。  何故、このようなことが起こるのか、ふと疑問に感じたので、確認してみました。  ムラゴンのシステムでは、人気記事の選択基準は、「アクセス数の多... 続きをみる

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  • 襟裳岬(台湾編)

      1974年の森進一のヒット曲『襟裳岬』は、台湾でも多くの歌手によってカバーされています。  曲は吉田拓郎のものですが、歌詞は岡本おさみの詩的表現が難解で翻訳が難しいため、殆どが意訳というよりも全く別物の歌詞が付けられています。  このため、歌題も「襟裳岬(鄧麗君1976)」だけではなく、「依舊... 続きをみる

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  • 襟裳岬(三語一體編)

     【襟裳の春】  楽曲「襟裳岬」は、演歌系、フォーク系などジャンルを問わず実に多くの歌手がカバーしています。  今回は、ポップス系がお好きな方のために、予てよりお馴染みの蔡幸娟小姐に登場して頂きます。  小姐のアルバムの中で、「三語一體」シリーズというものがあります。  これは、日本の曲を、台灣國... 続きをみる

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  • 襟裳岬(島倉千代子編)

    【襟裳岬歌碑(右が島倉千代子、左は森進一の歌碑)】  襟裳岬の展望台の横には2つの歌碑があります。  右側は、「島倉千代子」の「襟裳岬」の歌碑で、この岬が有る「幌泉(ほろいずみ)町」が改称して「えりも町」となった記念として1971年(昭和46年)に建立されました。  左側は、「森進一」の「襟裳岬」... 続きをみる

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  • 「襟裳岬」三者三様

     【襟裳岬】  襟裳岬は、、北海道幌泉(ほろいずみ)郡えりも町にある岬で、日高山脈の最南端から太平洋に向かって南へ突き出した断崖絶壁の岬で、海上に点々と岩礁群が伸びています。  1973年、この地を訪れた詩人の岡本おさみは、盟友の吉田拓郎の依頼に応じて、襟裳の春を題材とする詩を1首作りました。  ... 続きをみる

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