伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

混浴露天風呂(東日本編)


【万座温泉の万座プリンスホテル:こまくさの湯3】


 万座温泉(まんざおんせん)は、群馬県北方の新潟県との県境にある吾妻郡嬬恋村(あがつまぐんつまごいむら)にある、標高1,800mに位置する日本最高所の温泉です。


 このため、巷間「星に一番近い温泉」あるいは「天空の温泉」と呼ばれおり、また、気温が下界より10度以上も低いので、真夏でも快適に入浴できます。


 万座温泉郷の中にある万座プリンスホテルの露天風呂は「こまくさの湯」と名付けられていますが、浴槽が五つあり、それぞれ1番から5番までの番号が振られていて、別名「雲上の露天風呂」とも称されています。


 moliさんとワンダムさんが熱望する混浴露天風呂は、「こまくさの湯3」で、上記画像の一番手前の浴槽です。


 その向こうに見える二つの浴槽は、1番と2番で一応男子用となっていますが、女子が入っても怒られるどころかむしろ歓迎されます。
 女子用の4番と5番は、この画像には映っていませんが、手前の方の壁で隠れた所にあります。
 女子用から男女共用(混浴)までは、女子用の壁の通路を出たら僅か10メートル位ですので、他人に見られることは殆どないでしょう。


 中には、勇気ある女子で、男子用の更にその向こうに小さく見える「雲上の露天風呂」の標識まで行く人もいます。
 なお、地面は芝が生えているだけで、通路にはなっていませんので、余程足の裏の皮の厚い人でなければお勧めはできません。


(著作権不明につき近日消去予定)


 このホテルでは、「湯ゆ着」と称する水を吸わない不識布製のワンピースのようなものを、女子の混浴風呂入浴用として販売しています。


 昼間入浴している女子は、タオル一枚だけを持って入浴する人もいますが、この湯ゆ着を着用している人の方が多いようです。
 夜間は、湯が白濁していることもあり、浴槽に浸かってしまうと何も見えませんので、タオルだけで入る人が多いように思われます。


 読者の皆さんの中には、そこまでして混浴に入って何のメリットがあるのかと不思議に思う方もあるでしょう。


 実は、混浴風呂というものは、大抵の場合、その旅館やホテルの中で、最高の浴槽が指定されているものなのです。


 湯が良い、展望が素晴らしい、浴槽が大きいなど理由は様々ですが、男女どちらかの専用にするのが勿体ないから混浴になっているのです。


 万座プリンスホテル雲上の露天風呂は、朝焼けに浮かび上がる壮大な山々の景観と、夜は銀河の九天より落つるかと思わせる満天の星空が魅力であり、大自然との一体感を感ずることができます。


 皆さんも機会があれば、是非一度と言わず二度三度体験してみるとよいでしょう。


 なお、旅行にあたっては、団体客のいる時期だけは避けたほうが無難でしょう。


 本来、混浴では男女共に、見て見ぬふりをしておくのが暗黙の了解なのですが…


 団体になると、途端に下品になり、特別の許可のない限り禁止されているカメラやスマホなどを浴場に持ち込んで、女子の入浴姿をジロジロ眺めたりするのは、日本人と朝鮮人とに共通する習性なのですから…