伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

伊賀山人有機農園

 【今朝の伊賀山人有機農園全景】


 伊賀山人有機農園では、完全無農薬・無化学肥料の有機農業を実践しています。
 農園の面積は、東京ドーム何個分で数えきれるようなものではなく、畳約2枚分即ち丁度一坪(0.9m×3.6m)です。
 上掲画像の中で、ブロックで左右に長細く囲まれた上下二段の段々畑が農園です。
 なお、農園の周囲には、去年開設していた伊賀山人コスモス花園から飛んできた種から発芽したコスモスが大量に自生しています。


 有機農業(ゆうきのうぎょう、Organic farming、Organic agriculture)とは、農業形態のひとつで、有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれています。
 有機農業の定義は、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」であるとされています。


 有機農業は、環境汚染が少なく、しかも農産品の人体への安全性が高いことから我が国に於いても、平成18年4月に「有機農業の推進に関する法律」(平成 18 年法律第 112 号)を制定・施行し、またそれを受けて2007年4月には「有機農業の推進に関する基本的な方針」を公表しました。
 これにより、20世紀初頭以来推進されてきた化学肥料や化学合成農薬といった農業用化学合成物質を多用して病害虫の発生を防ぐとする生産量重視の農業政策から、化学物質に頼らず自然界に存在する有機物質やミネラル成分を活用して、環境保護と人体への安全性の確保を推進する政策へと転換しました。


 伊賀山人農園では、国が推進する以前から、常に有機農業を実践しています。
 その理由は、特に環境や人体に配慮しているわけでもなく、野菜の苗よりも高価な肥料や殺虫剤を買うのが勿体ないのと、それらを撒く手間ひまが面倒なだけです。


 本日は、伊賀山人有機農園での農産物の生育状況についてご紹介します。


 【ミニトマト】


 トマト園では、土壌の中に昨年冬に刈り取った芝生広場の枯草をすき込んでいます。


 

 【サツマイモ】


 サツマイモには、そもそも肥料は必要ないようですが、土の乾燥防止のため、芝生の枯草を地面に敷き詰めてています。



 【ネギ】


 滅多に食べないので、伸び放題になり、既にネギ坊主の種も枯れ落ちています。



 【ピーマン】


 植えてから既に一箇月を経過しましたが、全く成長しません。
 有機農法に向いていないのかもしれません。



 【伊賀山居前の他人の農園】


 ここでも、草刈り以外に何かを撒いたりしているのを見たことがありません。
 多分、有機農法なのでしょう。




 【有機JAS(Japanese Agricultural Standard) マーク】


 化学物質過敏症などアレルギー体質の人にとっては、有機農法で生産された安全な農産物であるかどうかを見極める方法が気になるところです。


 そこで、国としては、日本農林規格の中に「有機JAS」という制度を定めています。
 この制度は、多年生作物は最初の収穫前3年間以上、それ以外の植物(野菜や米)なら播種または植えつけ前2年間以上、使用禁止資材を全く使っていない農地での栽培など有機JAS規格を満たした農産物・加工食品に上掲の「有機JASマーク」を付す制度です。


 「有機JASマーク」の付いた食品であれば、無農薬・無化学肥料・遺伝子組み換え技術不使用が保証されていることになります。


 ただし、この「有機JAS」認定を受けるかどうかは生産者の自由ですので、マークの付いていないものでも有機農法で作られた物も有りますが、生産物そのものを見ても分かりません。
 有機農法を実践していることを明確にするため、小規模な農家でも最近は認定を受けるところが増えていますが、伊賀山人農園は商業ベースには乗っていないので当然ながら認定は受けていません。


 なお、上記認定を受けた農産物には「有機米」とか「有機小豆」などと品名に「有機」を冠して表記されていますが、米や小豆は元々全て有機物です。
 これは「有機農法により作られた米」「有機農法により作られた小豆」を省略した書き方です。


 なお、化学物質を使う農法も約100年に亘って続けられてきて、それはそれなりに利点もあり、特に危険な農産物というわけではありません。
 有機農法による農産物、就中「有機JASマーク」の付された食品は在来の農法よりも安全性が高く、特に化学合成された農薬や肥料などに過敏に反応する体質の人にとっても、より安心して食用にできるということです。


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