伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

海行(海ゆかば) 

 

 
     海行
             
伊賀山人謹白    
  海行何厭水漬屍
  山行何厭草蒸屍
  惟思死生在君側
  不惜身命固不顧




海ゆかば (Umi Yukaba) ~If I go away to the sea~ Japanese military song


 日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。

 日本というお母さんは難産して母体を損なったが、生まれた子供はすくすくと育っている。

 今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのはいったい誰のおかげであるのか。

 それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったがためである。

 12月8日は、我々にこの重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して重大な決意をされた日である。

 さらに8月15日は我々の大切なお母さんが病の床に伏した日である。

 我々はこの二つの日を忘れてはならない。


(1975年3月にタイ王国首相に就任するククリット・プラモートがタイ王国の新聞サイアム・ラット紙の主幹を務めていた1955年6月の談話)