伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

黄金萬両

 【黄金萬両:伊賀山人直筆之書】


 上掲の書は、合字(ごうじ)と言うものです。

 合字とは、複数の文字を合成して一文字にしたもので、抱き字あるいは連字とも言われています。


 「麿」(麻呂)、「粂」(久米)、「杢」(木工)、「𡍄」(土居)なども漢字合字の一種で、現在でも固有名詞などでよく使われています。


 合字が、最もよく使われるのは、招福や健康、安全祈願のお札(ふだ)の標語です。


 moli小姐推奨の、「招財進寶」や「日日有見財」も、招福を祈願する非常にお目出度い合字で中華文化圏ではよく使われていますが、日本では余り使われていません。

 したがって、これらの合字を知る日本人はそれほど多くはいないでしょう。


 お札(ふだ)と言うと、日本では神社や仏閣で買うものと考えられがちですが、決してそのようなことはなく、自分で作ることも他人から譲り受けることも可能であり、それ相当のご利益を期待できます。


 上掲の「黄金萬両」は、伊賀山人の真筆です。

 滅多に公開しない我が直筆、ご利益絶大なことは疑う余地もありませんが、残念ながら非売品です。


 しかしながら、読者各位の日頃のご愛読に感謝して、今回のみ限定販売することにいたします。


 ご希望の方は、スイス銀行の私の口座に100万ドル振り込んで下さい。

 入金を確認次第、仕事に取り掛かります。 


           伊賀山人敬白