伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

伊賀のブログ記事

伊賀(ムラゴンブログ全体)
  • 「雨過天靑」の看板

     毎年10月は日本行政書士連合会が行政書士制度広報月間に定めているので、伊賀山人も今月は各役所やスーパーマーケットなどに赴き、広報ポスターや宣伝ティッシュ配り等に勤しんでおります。  また、これを機に伊賀山人総合事務所の看板を新設しました。  【コスモスの花越しに微かに見える現在の看板】  従前は... 続きをみる

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  • 「伊賀」の名称について

     【左図:気象庁の地域区分図】      【右図:三重県庁の地域区分図】  伊賀(いが)とは、。飛鳥時代から明治時代初期までは令制国のひとつである伊賀国の呼称でしたが、現在ではその領域にほぼ該当する三重県北西部・上野盆地一帯の地域に対する呼称となっています。  上掲画像の左図は気象庁指定の地域区分... 続きをみる

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  • 伊賀山人有機農園

     【今朝の伊賀山人有機農園全景】  伊賀山人有機農園では、完全無農薬・無化学肥料の有機農業を実践しています。  農園の面積は、東京ドーム何個分で数えきれるようなものではなく、畳約2枚分即ち丁度一坪(0.9m×3.6m)です。  上掲画像の中で、ブロックで左右に長細く囲まれた上下二段の段々畑が農園で... 続きをみる

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  • 歳暮の伊賀山居

     今日の伊賀山居の風景を、漢詩とともにご紹介します。  詩は、陶淵明の「飲酒その五」に倣って、思いつきで適当に作ったもので、地名等は実在のものとは関係ありません。  【伊賀山居】  廬(いおり)を結んで人境に在り   山奥の一軒家ではなく、人里に居を構えている  昨年1階の事務所部分の壁をクリーム... 続きをみる

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  • 伊賀の夏祭り

     【盆踊りの風景】  伊賀は、古くからある田舎町です。  夏祭りの定番と言えば、勿論盆踊りです。  8月になると、土日や盆休みの時期には、必ずどこかの町内会で盆踊り大会が開かれています。  【山の中でのフラダンス】  盆踊り以外で、近年流行しているのは、ハワイのフラダンスです。  伊賀は海の無い山... 続きをみる

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  • 平成28年度伊賀山人事務所定時総会議事録

    平成28年度伊賀山人よろず相談事務所定時総会                       日時:3月吉日                       場所:伊賀名張事務所     次第 1 開会の辞 2 所長挨拶 3 議事  第1号議案 平成28年度事業報告  第2号議案 平成28年度収支決算報告... 続きをみる

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  • よろず相談所からのお知らせ

     「伊賀山人」とは、世を忍ぶ仮の姿です。  而して、その正体は、冒頭の名刺のとおり、よろず相談所の所長なのです。  「世の中大抵のことは当事務所で片が付きます」 とは、当事務所のキャッチコピーです。  法律上の制約もあり、当事務所で片の付かないことも、ままありますが、その際は誰に相談すればよいかを... 続きをみる

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  • 伊賀のグルメ情報

     【我慢強いラーメン屋】 「へい! お待ちっ!」 『あ~ぁっ! オヤジ~ 親指がどんぶりに浸かってるぞ~!』 「な~に、大丈夫! 慣れてるからっ!」    【秘伝の定食屋】 「こちら~ エビフライ定食になりま~す」 『ん~ん、何か変な臭いがするな~ 先月とエビが違うのか?』 「い~え、全く同じで~... 続きをみる

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  • 伊賀の作り話

     昔、昔、伊賀の里に一人の欲張りな忍者が住んでおりました。  本業だけでは満足せず、何か楽して儲かる副業はないかと、得意の情報網を駆使してググっていたところ、ツルが自分の羽を抜いて機(はた)を織り、高級反物を作るという貴重な情報を手に入れました。  「しめしめ、これで一儲けできるぞ」と「捕らぬ狸の... 続きをみる

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  • 行政書士無料相談会(名張市役所vs.当事務所)

     明日2月25日は、当事務所の所在する名張市主催の無料相談会があります。  名張市では、行政書士による無料相談会を月1回開催しています。  名張市民が対象で、1人1時間、1日6人限定の完全予約制です。  結構、希望者が多く、抽選になることもあるそうです。  因みに、来月の相談会は3月24日でその日... 続きをみる

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  • 服部土芳の句碑(観月懐古完)

     伊賀国名張郡国見(現在の伊賀市種生)にある兼好法師終焉の地に服部土芳(はっとりとほう)の句碑が一つ残されています。  服部土芳、本名は保英、通称は服部半左衛門と名乗る伊賀上野藤堂藩の武士でした。幼少の頃、同郷の俳聖松尾芭蕉に俳句を学び、長じて芭蕉の高弟の一人にも数えられた江戸時代初期の俳人です。... 続きをみる

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  • 天正伊賀の乱(観月懐古)

     「伊賀の乱」というと、伊賀者が何か騒動でも起こしたかのような印象を受けますが、そうではなく、この乱は戦国時代に天下征服を企む織田の軍勢が一方的に伊賀を攻め立てて壊滅させた侵略戦争です。  織田の軍勢は、天正6年(1578年)から天正9年(1581年)にかけて3回、伊賀に侵攻しました。一般に1回目... 続きをみる

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  • 兼好法師終焉の地(当ブログタイトルの由来)

     兼好法師(けんこうほうし、1283年頃~1352年以降)、本名卜部兼好(うらべ かねよし)は、今から700年ほど前の官人であり歌人・随筆家でもあった人です。30歳頃に出家したため、自他共に兼好法師と称されていましたが、後の世に卜部氏が吉田と改名したことにより、江戸時代以降は吉田兼好(よしだ けん... 続きをみる

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  • 伊賀のくノ一

       伊賀のくノ一  (筆者注:文中、個人名は匿名にしていますので、適宜ご想像ください。)    © 2014avaxhome.ws  かつて、杜の都仙台のアパートで独り暮らしをしていたころのことです。  久しぶりに、伊賀の山奥から山の神が訪ねてきました。  アパートに入るや否や、床にホコリが溜ま... 続きをみる

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  • 伊賀上野に現存する城は「上野城」ではない。

     伊賀上野に現在3層3階の天守閣が存在します。この城の正式名称は「上野城」ではなく「伊賀文化産業城」です。  伊賀は古来、東西の交通の要衝であったため、戦国時代から砦のようなものが何度も作られており、最大のものでは3層3階まであったようです。  関ヶ原の合戦の後、天下を取った徳川家康は、未だ健在で... 続きをみる

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  • 伊賀の昔話

     昔、伊賀の里に一人の忍者が住んでおりました。  ある吹雪の夜、伊賀山中での修行の帰り道で傷ついて弱っている一羽のツルを助けてやりました。  翌朝、雪も止んだ頃、忍者の隠れ家に若くて美しい娘がやってきて「お嫁さんにしてください。」と言いました。独り者の忍者は、快く娘を中に入れてやりました。  娘は... 続きをみる

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  • 伊賀の風土について

     伊賀は、四方を深緑の山に囲まれた盆地です。盆地の中には田畑が広がり、その間を縫うようにしていく筋かの渓流が流れています。水の中では小魚が群れ遊び、蘆の繁る川岸ではシラサギ、アオサギが羽を休めています。  「住めば都」とは巷間よく言われますが、伊賀は何年住んでも田舎です。  「伊賀は国のまほろば ... 続きをみる

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