伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

2017年7月のブログ記事

  • 最終案内:最後的嚮導廣播

     「最終案内」は、シンガーソングライターさだまさしが、丁度40年前にサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のアレンジを手がけたジミー・ハスケル(Jimmie Haskel)をアレンジャーに迎えて制作し1977年7月25日に発表したソロ2枚目のオリジナル・アルバム『風見鶏』(かざみどり)のA面... 続きをみる

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  • 明月千里寄相思(明月 千里に相思を寄す)

     「明月千里寄相思」は、1948年上海で発表された楽曲です。  作詞・作曲は、戲曲家の金流(本名:劉如曾)で、当時26歲の吳鶯音(ごおうおん、原名吳劍秋,1922年11月30日-2009年12月17日)が演唱して大ヒットとなり、ほぼ70年後の今日でも歌い継がれています。  この歌詞は、文語体で書か... 続きをみる

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  • Longing 〜跡切れたmelody〜

     「Longing 〜跡切れたmelody〜」(ロンギング~とぎれたメロディー~)は、ロック・バンドのX JAPANが1995年8月1日にリリースした11作目のシングルです。  この楽曲は、YOSHIKIの作詞・作曲になるもので、離れ離れになった恋人を思いながら、独りで歌を歌う情景を詠じたものです... 続きをみる

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  • When You Wish Upon a Star(星に願いを:當你對著星星許願)

     「When You Wish Upon a Star」(邦題:「星に願いを」)は、1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として、ピノキオの「良心」であるジミニー・クリケット(コオロギ)が歌った楽曲です。  実際にはジミニーを演じた声優でウクレレ奏者のクリフ・エドワーズ(Cliff Edw... 続きをみる

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  • 夏日南亭懷辛大

     【孟浩然夏日南亭懷辛大詩意圖】  「夏日南亭懷辛大(夏日、南亭に辛大を懷う)」は、盛唐の詩人孟浩然作の五言古詩です。  この詩は、全部で十句からなり、前半六句で南亭(南のあずまや、襄陽城南方の峴山にある峴首亭か?)から見る涼しげな風景を描写し、後半四句で友人の辛大(しんだい)を懐かしむ情を詠じて... 続きをみる

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  • TOMORROW

     「TOMORROW」(トゥモァロー)は、1995年(平成7年)5月10日に発売された、シンガーソングライター・岡本真夜(当時21歳)が作詞・作曲したデビューシングルです。  この曲は、1995年4月14日~6月30日にTBS系で放送されたテレビドラマ『セカンド・チャンス』の主題歌として作られたも... 続きをみる

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  • 気張いやんせ

     「気張いやんせ (きばいやんせ)」は、日本のミュージシャンである長渕剛が作詞・作曲して、1991年12月14日に発表した自身13枚目のオリジナルアルバム『JAPAN』(ジャパン)のB面3曲目に収録している楽曲です。  『JAPAN』は、長渕が日本人そして日本そのものを描くにあたり、敢えて日本の外... 続きをみる

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  • しあわせになろうよ:讓我們幸福吧

       「しあわせになろうよ」は、日本のシンガーソングライター長渕剛が作詞・作曲して、2003年5月1日に発表した楽曲です。  歌詞は短いもので「しあわせになろう」などの一見単純な詩語の羅列のように見えますが、時間、空間、光や音、更には色彩までをも歌い込んで情景を描写し、「しあわせ」の本質に迫るもの... 続きをみる

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  • わが人生に悔いなし

     『わが人生に悔いなし』(わがじんせいにくいなし)は、日本の俳優であり歌手でもあった石原裕次郎(いしはら ゆうじろう、1934年〔昭和9年〕12月28日 - 1987年〔昭和62年〕7月17日)が生前最後に録音し、1987年〔昭和62年〕4月21日に最後のレコードとして発表した楽曲です。   石原... 続きをみる

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  • 桃花源

     「桃花源」(とうかげん)は、日本のシンガーソングライター・さだまさしが1977年7月25日にリリースしたアルバム『風見鶏』の中の1曲です。  この楽曲は、さだの弟の佐田繁理が台湾大学へ留学中に採譜してきた曲にさだが詩を付けて完成したものです。  『風見鶏』発表時には、作曲者不詳としていましたが、... 続きをみる

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  • 案山子

     【島根県津和野の冬景色】  「案山子」(かかし)は、日本のシンガーソングライター・さだまさしが作詞・作曲して1977年11月25日に発表した楽曲で、さだの代表作の一つです。  詩の中には登場人物についての直接的な言及はありませんが、その内容は都会で一人暮らしをする「誰か」(弟か妹と解釈できる)を... 続きをみる

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  • 楊琴

     【揚琴演奏】  揚琴(ようきん:ヤンチン)は洋琴とも称する打弦楽器で、明清ごろに西方から支那に伝わり、嘗ては日本でも明清楽で使われていました。  【揚琴】  揚琴は、むき出しのピアノのような構造で、梨の木から作った台形の木に、144本の金属弦を張ったものです。  これだけ多くの弦があると、正確な... 続きをみる

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  • 我家在那裡(私の家はそこにある)

     「我家在那裡」は、1972年 の台湾映画、「晚秋」の主題歌として発表された楽曲です。  作詞、作曲、演唱共に劉家昌ですが、この人は非常に才能豊かな芸術家で、この映画では監督と主演も務めています。  この歌曲は、故郷の我が家のことを詠ったものですが、日本ではその詩を知る人は殆どいません。しかしなが... 続きをみる

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  • 七夕

           七夕                       伊賀山人作七絶平水韻五歌   煌煌織女渡天河   捧竹望星七夕過   惟使仔貓揭護符   以願萬人幸福多 【書下し文】   七夕(しちせき)  煌煌として織女は天河を渡る  竹を捧げ星を望みて七夕は過ぐ  惟だ仔貓をして護符を揭げしめ... 続きをみる

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  • 短歌について考える

     短歌(たんか)とは、和歌の一形式で五・七・五・七・七の五句体の歌体のことです。  短歌の歴史は古く、初出は、古事記に記載されているスサノオノミコトの出雲の国での新婚風景を詠んだ歌とされています。  その後、平安時代に至って、貴族をはじめとする教養層にとってのたしなみのひとつとなり、主に男女が詠み... 続きをみる

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  • 主人公

     『主人公』は、1978年(昭和53年)3月25日、シンガーソングライターさだまさしが発表したアルバム『私花集』(アンソロジィ)のB面第5曲、即ち最後の曲として発表された楽曲です。  この曲は、発表以来、テレビやラジオの企画で行われるファンの人気投票では、「関白宣言」などの数あるヒット曲を抑えて、... 続きをみる

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  • ユニセフ支援ギフトとは?

     【その笑顔のために贈りたいものがある】  ユニセフ支援ギフトとは、支援者が本当に贈りたい物をユニセフの支援ギフトカタログの中から選んで代金を振り込むと、ユニセフが支援者になり替わって支援物資を、途上国の子どもたちに届ける支援方法です。  今のところ、カタログ内の支援物資の種類は、それほど多くはあ... 続きをみる

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  • 観世音菩薩特集最終章

     【片開きの扉】  片開き(かたびらき)は、扉の開閉の形態のひとつで、1枚の扉を左右のいずれか一方の端部を軸に回転する開き方です。  この方式で広い開口部を得るためには、扉が大きく重いものになるので、様々な不都合が生じます。  この不都合を解消するために考えられたのが、観音開き(かんのんびらき)で... 続きをみる

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  • 慈母観音

     観音菩薩は、様々な姿でこの世に現れます。  これは、あまねく衆生を救うために、観音菩薩が相手の性格や仏の教えを聞ける器量に応じて、種々の形体を現じるためです。  これを観音の「普門示現(ふもんじげん)」といいます。  法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観音は「仏身」「声聞(しょう... 続きをみる

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