伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

光榮之橋(光栄の橋)

 『光榮之橋』は、日本のフォークデュオ・ゆずが2017年4月26日に発表したベストアルバム『YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM ゆずイロハ 1997-2017』の台湾限定盤に収録されている楽曲です。


 この曲は、ゆずが2004年7月22日に発表して、NHKの『アテネオリンピック中継』公式テーマソングとしても使用されたシングル「栄光の架橋」(えいこうのかけはし)の台灣國語版です。


 日本語のオリジナル版では、詞・曲共にゆずのリーダー北川悠仁(きたがわ ゆうじん)が作ったものですが、台彎國語版の歌詞については、台灣の著名な作詞家姚謙(1961年6月21日-)が原詞を翻案して作った別の詞が付けられています。


 この台灣版のMVは、発表以来最近まで日本国内では視聴不可能でしたが、今回、読者各位のご要望にお応えして台灣國語版を逆輸入し伊賀流和訳を添付してご紹介します。



 光榮之橋
 光栄の橋
                作詞:姚謙    作曲:北川悠仁 演唱:柚子
 問過自己擁夢的手
 怎能抹淚沈默
 夜深人靜孤獨時候
 要握著拳入夢
 記得昨天的我
 以為勇氣就擁有
 而明天卻試鍊著
 如何留住初心的執著
 指向夢想大聲宣誓的我
 被多少時間的浪淹沒過
 就算做錯就算重頭
 我還懷疑是不是原來的我
 你還是可以為自己驕傲
 我總是這樣為自己祈禱
 接近了夢想 就能夠邁向 這光榮之橋
 栄光の架橋へと

 夢を抱き寄せる手段を自分自身に問いかけたこともあった
 沈黙したままで泣いてばかりはいられなかった
 夜が更けて人が寝静まる孤独な時
 硬くこぶしを握りしめたままで寝付くこともあった
 昨日の僕を覚えている
 勇気を持とうと思った
 そして明日も試練は続く
 初めに心に決めたことをどのようにして維持しておくべきか
 夢に向かって突き進むと大声で誓った僕に
 どれほど多くの時間が過ぎ去っていったのだろうか
 たとえ間違っていたとしても たとえ再びやりなおすとしても
 僕はまだ本来の僕のままで良いのかどうか迷っていた
 君はやはり自分自身を誇りとすればよい
 僕はいつものように健闘を祈っている
 夢に近づいてきた 踏み出すことができる夢に この光栄の橋へと
 栄光の架橋へと


 有的時候 不甘心的苦痛
 如烏霾籠罩我
 腳步蹣跚 有了放棄念頭
 忘記出發理由
 曾指向夢想的 無所懼 當時的我
 是否就要被淹沒了
 就算做錯了 就算要重頭來過
 我怎能夠 忘記了 原來的我
 你一定要為自己而驕傲
 我總是這樣為自己祈禱
 接近了夢想 就能夠邁向 這光榮之橋
 我知道這是我必經之道

 時には思いもよらぬ苦痛もあった
 まるで黒い土煙が私を覆って閉じ込めたかと思うような時もあった
 足どりがふらついて諦めようと考えたこともあった
 修練を始めた時の目標を見失ったこともあった
 嘗て夢に向かって突き進んでいたころは 何も恐れることはなかった その当時の僕が
 ここで埋没してしまって良いのだろうか
 たとえ間違っていたとしても たとえ再びやりなおすとしても
 僕はどうして忘れることが出来ようか 本来の自分を
 君は自分自身に誇りを持つとよいだろう
 僕はいつものように健闘を祈っている
 夢に近づいてきた 踏み出すことができる夢に この光栄の橋へと
 僕は知っている これこそ僕の必ず通るべき道だと


(間奏)


 問過自己 擁夢的手
 怎能抹 淚沈默
 夜深人靜孤獨時候
 要握著拳入夢

 自分に問いかけたことがあった 夢を掴む手段を
 どうして沈黙してめそめそと泣いてばかりいられようか
 夜が更けて人が寝静まる孤独な時
 こぶしを硬く握りしめたままで寝付くこともあった

 
 你一定要為自己而驕傲
 我總是這樣為自己祈禱
 接近了夢想 就能夠邁向 這光榮之橋
 栄光の架橋へと

 我知道這是我必經之道
 接近了 夢想時候
 也邁向 架橋へと

 
君は自分に誇りを持つとよいだろう
 僕はいつものように健闘を祈っている
 夢に近づいてきた 踏み出すことができる夢に この光栄の橋へと
 栄光の架橋へと 
 
は知っている これこそ僕の必ず通るべき道だと
 近づいてきた 夢に想っていたその時に
 さあ踏み出そう この架橋へと







【ゆず】光荣之桥(中文字幕版)栄光の架橋



 おまけ:
 「ゆず 栄光の架橋 in Taiwan 2016.7.15(台灣國語版発表の前年)」
 (コンサート前日台北西門町紅樓廣場で行った約20分間の路上liveでのラストソング)



ゆず 栄光の架橋 in Taiwan


 日本語版は、次をご参照ください。