伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

いつまでもいつまでも(永遠又永遠)

 【永遠又永遠 感情持續的永遠】


 「いつまでもいつまでも」は日本のグループ・サウンズのバンド ザ・サベージ(The Savage)が、1966年7月1日に発表したデビューシングル曲で、当時のフォークソングブーム、グループサウンズブームを代表するヒット曲となりました。


 作詞・作曲は、サベージのメンバーではなく、当時カレッジ・フォーク系のソングライターとして頭角を現していたホリプロダクション所属の佐々木勉が担当しています。


 元々デビュー前のサベージは、ベンチャーズのような歌唱のないエレキ演奏系のバンドでしたが、この「いつまでもいつまでも」のヒットにより、その後は当時で言うカレッジポップス(校園民歌)の他、フォークロックなど様々なジャンルの曲を発表していくことになりますが、その活動期間は長くはなく、結成から約3年、デビューから1年半で解散しています。


 「いつまでもいつまでも」の歌詞は3節からなり、恋人との出会いから離別までの物語を「序破急」の構成で詠じています。


 第1節では、物語の導入部分として、春の日に出会った彼女への片思いの心情を詠じて聴く者の心を掴みます。
 第2節では、物語の発展部分として、夏の日に二人で遊んだ思い出を詠じて相思相愛の幸福感を表現しています。
 第3節では、物語が大きく変化して、冬の日の彼女との別れを詠じて、無限の悲嘆を表しています。


 この楽曲は、失恋歌と思う人が多いのですが、そうではないでしょう。
 失恋であれば、第3節で、「冷たい君の頬に やさしくくちづけした」りはしません。
 死別と解すればこそ、「あふれる僕の涙 つきることなくいつまでも」が万感胸に迫る古今の絶唱ともなりうるのです。


 歌い方としては、ノービブラートでエコーなどの音響効果も一切付けていないので、今どきの若者の感覚では、下手くそな歌と感じるでしょうが、当時は歌のジャンルを問わず、藤山一郎や荒井由美(現松任谷由実)など、敢えて感情を抑えて歌い上げて、その受け取り方は聴く人それぞれの人生経験や人生観にゆだねるのが日本人の美意識であったのです。



 いつまでもいつまでも
 永遠又永遠
                   作詞 ・作曲佐々木勉 演唱 ザ・サベージ 
そよ風が僕にくれた 可愛いこの恋を
いつまでもいつまでも 離したくないいつまでも
花のような君のくちもと やさしくほほえんで
僕をみつめてくれた 忘れられないいつまでも

春天的微風運送我的 可愛的這個戀愛
永遠又永遠 不想放開的永遠
象花一樣的妳的嘴角 和善地微笑
妳凝視我 不能忘記的永遠


夏の日の虹のように 澄んだ君の瞳
いつまでもいつまでも 想い続けるいつまでも
湖に君と遊んだ ふたりだけの想い出
君も好きだといった 忘れられないあの言葉

像夏天的日的彩虹一樣地 清澈的妳的瞳孔
永遠又永遠 感情持續的永遠
湖與妳玩了 只二人回憶
把你也稱為了喜歡我 不能忘記的那個言詞


木枯らしが僕の可愛い あの娘を連れて行った
いつまでもいつまでも うしろ姿をいつまでも
冷たい君の頬に やさしくくちづけした
あふれる僕の涙 つきることなくいつまでも

冬天的寒風帶我的可愛的 那個女兒去了
永遠又永遠 永遠想起後面身姿
為冷的妳的臉頰 我和善地接吻了
溢出的我的眼淚 不盡永遠




ザ・サベージ/いつまでも いつまでもItsumademo Itsumademo (1966年)  視聴No.2


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