「ハンガリー狂詩曲」は、王政ハンガリー出身で、現在のドイツやオーストリアなどヨーロッパ各地で活躍したピアニストであり作曲家であったフランツ・リスト（ドイツ語: Franz Liszt、ハンガリー語: Liszt Ferenc、1811年10月22日 - 1886年7月31日）がピアノ独奏のために書いた作品集で全19曲存在しますが、その中で「第2番」が最も有名です。

　フランツ・リストは、「ピアノの魔術師」「史上最高のピアニスト」と称されるように、常人には演奏不可能なレベルのピアノ曲を数多く作り、また自らも演奏した作曲家・演奏家として知られています。

　この「ハンガリー狂詩曲」もかなり演奏の難しい曲ですが、中でも「第2番 嬰ハ短調」は最も難しい作品として卓越した知名度を誇っています。
　そのため、ピアノ演奏を始めた人が最初にあこがれる１曲ともなっており、『トムとジェリー』の「ピアノ・コンサート」など米国では度々アニメなどにも用いられています。

　今回は、台灣のmoli小姐からご紹介を頂いた市井の老婦人の演奏をご紹介します。
　この人の年齢は不明ですが、恐らくは８０歳を越えているでしょう。
　「事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。」を持ち続けているこの夫人は、正にサミュエル・ウルマンの指摘する「青春」の真っただ中に在るといえるでしょう。

　　青春

　年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

　人は信念と共に若く　疑惑と共に老ゆる

　人は自信と共に若く　恐怖と共に老ゆる

　希望ある限り若く　　失望と共に老い朽ちる 　  　　

　　青春

　只是反復了年人不老。丟失理想時第一次老來。

　人如果有信念有年輕 　如果有疑惑老

　人如果有自信有年輕 　如果有恐怖老

　只要有希望就保持年輕 如果有失望老朽的