伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

診療記録(30.3.29~30.4.20)


個人的な覚書です。
読者各位にとっての情報価値は何もありません。


1 30.3.29~30.4.14(検査入院)
  肝細胞癌の発生は確実であるが、腫瘍指数が異常に高いので、他の臓器への転移の
 有無を確認するため検査入院した。
 主な検査とその結果は次のとおり。


3月30日:胃カメラ
     過去の潰瘍痕はあるが、病変は認めず。
4月2日:大腸内視鏡カメラ
     良性の腫瘍2個を切除したほか、特に病変を認めず。
4月3日:脳MRI検査
     脳下垂体下部に嚢胞有り。造影MRI検査の実施を予定する。
4月4日:心臓エコー検査
     特に異状を認めず。
4月9日:肝臓造影CT検査
     2月26日のMRI検査と同じく直径約2センチの腫瘍有り。
4月10日:脳造影MRI検査
     外観・構造から100年に1人の天才の脳であることは間違いないが、
    惜しむらくは脳下垂体下部に腫瘍がある。
4月11日:呼吸機能検査
     肺活量等を測定した結果、手術中に窒息することはなさそうである。
4月12日:血液検査
     止血時間等を計測した結果、手術中に出血多量で死ぬこともなさそうである。


2 4月17日(消化器外科受診)
  各種検査結果と癌の大きさ・個数・位置等をふまえ、肝細胞がんの摘出は、
 開腹ではなく腹腔鏡下で行うことに決定した。
  腹部に6個の穴をあけてカメラや手術道具を挿入するとのことである。


3 4月20日(脳神経外科受診)
  脳下垂体の腫瘍は現段階では問題はない。
  ただし、視神経に近いので、今後腫瘍が大きくなると左右の視野が狭くなる。
  その際は、カテーテルにより腫瘍を除去する。
  また、脳下垂体を圧迫すると成長ホルモンなどの分泌異常を起こすので、経過観察が
 必要。当面、8月10日にMRI検査を予定する。


4 結論
  肝細胞癌については、腹腔鏡下で除去手術を行う。時期は別途調整する。
  脳下垂体下部の腫瘍については、経過観察とし8月10日に再検査する。