伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居する隠者の戯言です。

夜空を仰いで:仰望夜空


 「夜空を仰いで」は、今から50年前の1967年1月1日に公開された加山雄三主演の日本映画「若大将シリーズ」第9作となった「レッツゴー!若大将」の劇中歌として公開された楽曲です。
  作詞:作曲は「弾厚作」とされていますが、これはシンガーソングライターでもある加山雄三が、楽曲を作成するときのペンネームです。
 このペンネームは加山雄三が尊敬している作曲家團伊玖磨(だんいくま)と山田耕筰(やまだこうさく)の名に由来しています。
 作曲家にあやかったこの名からもうかがえるように加山は作曲は数多くを手掛けていますが、自ら作詞したものはほんの僅かしかありません。
 加山本人が「しがない作曲家(詞が無い作曲家)」と自称しており、殆どの作詩は岩谷時子に依頼していました。
 このためか、「レッツゴー !若大将」を解説しているWIKIでは、作詩を「岩谷時子」と誤記していますが、「夜空を仰いで」の歌詞は加山の数少ない作詞の一つです。


 映画の中で、この楽曲は香港に来ていた若大将が日本から訪ねて来たガールフレンドの澄子とデートをするシーンで歌われたものです。
 この時の加山の役どころは大学生、相手役の星由里子は高校新卒のOLという設定です。
 当時二人の実年齢は、加山が29歳、星が23歳でどちらも配役よりは年長ですが、それにしても今どきの若者に比べると10年ぐらい年上のように見えます。
 半世紀前の20代の若者の殆どは、このようなスタイルで、今に比べると遙かに老成していたと言えるでしょう。


 今回は、その映画の中での演唱と、その後の加山のコンサートでの演唱とをご紹介します。




加山雄三/夜空を仰いで



 夜空を仰いで
 仰望夜空
                  作詞・作曲:弾厚作 演唱:加山雄三
夜空を仰いで 数える星も
君のいない砂浜は 淋しいぜ
かがやくつぶらな 君の瞳を
見せておくれ夢にでも 側にきて
仰望夜空 數的星也
你不在的海濱沙灘寂寞啦
放光的圓的 你的瞳孔
顯示落後來一側在夢也


僕はいつでも君の面影 しのんで歌ってる
君は何処で僕のことを 思っていてくれるの
我無論什麼時候你的面貌 回憶唱著
你在何處考慮我的事


歌おう明日の 虹をふたりで
消えぬ愛の幸せよ とこしえに
是二人承擔歌的明天的 彩虹
不消失的愛的幸運做永遠


(台詞)
「さみしいなあ きみがいないとつまんねえや
僕は君とはなれていられないんだ 愛してる」
 「我寂寞的   你不在我無聊
 是我與你不能適應著的 我愛你」


遠い空になつかし思い出 うかべて 歌う僕
君はいつでも僕のこと 愛していてくれるね
浮起懷念在遠的天空中的回憶唱的我
你無論什麼時候與我鋸愛


昏れゆく 波間に 君を呼んでる
僕の声がきこえるかい 逢いたいな
暮色漸濃的波浪之間叫來著 你
聽見我的聲音嗎 我想遇到你




加山雄三 - 夜空を仰いで


仰望夜空戯作寄故人
         伊賀山人作
 仰望夜空星
 遙想相見日
 君涙浥我襟
 我吻涵君顔


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