伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

蔡幸娟のブログ記事

蔡幸娟(ムラゴンブログ全体)
  • 幸福在這裡(ここに幸あり)

                 【幸福在這裡】は、日本で1956年当時18歳の新人歌手大津美子(おおつ よしこ)が発表した楽曲【ここに幸あり】の台灣國語版です。  作曲は飯田三郎 のものをそのまま使用していますが、作詞は高橋掬太郎の原詞を踏まえて易鳴(詳細不明)という人が台灣國語に翻案したものです。  ... 続きをみる

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  • 難忘的初戀情人(忘れ難き初恋の人):蔡幸娟演唱(鄧麗君版)

     【難忘的初戀情人】は、1971年6月に台湾で発表された楽曲です。  この曲は、作詞が狄珊、作曲が江明旺で、先に方晴、次いで鄧麗君がほぼ同時に演唱してヒットとなったものです。  方晴版では題名が【難忘初戀的情人】となっており、「的」の位置が異なっています。  また、同じ作詞者に依る詞ですが、歌い出... 続きをみる

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  • 過去的春夢(過去の儚い夢)

     「過去的春夢」は、アメリカのカントリーソング「I Really Don't Want to Know(私は本当に知りたくない)」に李瑞成(詳細不明)と言う人が漢語の訳詩を付けて、1956年に柔雲(詳細不明)の演唱により香港で発表された楽曲です。  その後、この歌は香港や台湾で多くの歌手によってカ... 続きをみる

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  • 最後一夜(最後の一夜)

     【映画「金大班的最後一夜」で主人公:金兆麗を演じた香港女優:姚煒】  「最後一夜(最後の一夜)」は、1984年に公開された台湾映画《金大班的最後一夜(金リーダーの最後の一夜)》の主題歌として、映画のラストシーンで歌われた楽曲です。  この映画は、1968年に刊行された白先勇の著作になる同名の短篇... 続きをみる

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  • 星星知我心(星は私の心を知っている)

     夢でお逢いした貴方の為に、今夜も星に因んだ楽曲をご紹介します。  立秋ともなり、伊賀満天の星空もどことなく秋めいて……  と書き続けたいところですが、伊賀は今夜も雨です。  「星星知我心」は、元々台湾で1983年8月15日から同年10月14日までの2箇月間放映された同名の連続テレビドラマの主題歌... 続きをみる

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  • 淚的小雨(涙の小雨)

     台風一過の伊賀は、小雨模様です。  そこで、今回は、小雨に因んだ楽曲をご紹介します。  「淚的小雨(涙の小雨)」は、1969年(昭和44年)2月1日に発売された内山田洋とクール・ファイブのデビュー曲 「長崎は今日も雨だった」の替え歌で、彩木雅夫の作った曲に台湾に住んでいた北京出身の作詞家莊奴が独... 続きをみる

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  • 明月千里寄相思(明月 千里に相思を寄す)

     「明月千里寄相思」は、1948年上海で発表された楽曲です。  作詞・作曲は、戲曲家の金流(本名:劉如曾)で、当時26歲の吳鶯音(ごおうおん、原名吳劍秋,1922年11月30日-2009年12月17日)が演唱して大ヒットとなり、ほぼ70年後の今日でも歌い継がれています。  この歌詞は、文語体で書か... 続きをみる

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  • 我家在那裡(私の家はそこにある)

     「我家在那裡」は、1972年 の台湾映画、「晚秋」の主題歌として発表された楽曲です。  作詞、作曲、演唱共に劉家昌ですが、この人は非常に才能豊かな芸術家で、この映画では監督と主演も務めています。  この歌曲は、故郷の我が家のことを詠ったものですが、日本ではその詩を知る人は殆どいません。しかしなが... 続きをみる

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  • 我是一片雲(私はひとひらの雲)

    我是一片雲, 天空是我家。 (我れ是れ一片の雲、天空は是れ我が家なり) 朝迎旭日昇, 暮送夕陽下。 (朝に旭日の昇るを迎え、暮に夕陽の下るを送る) 我是一片雲, 自在又瀟灑。 (我れ是れ一片の雲、自在にして又瀟灑たり) 身隨魂夢飛, 它來去無牽掛。(身は魂夢の飛ぶに隨い、それ來去して牽掛することな... 続きをみる

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  • 月亮代表我的心(月が私の心を表している:蔡幸娟版)

     「月亮代表我的心」は、1973年に発表された台湾の歌謡曲です。  「程英」と名乗る方からのコメントで、蔡幸娟小姐の最近の動画についてご紹介を頂きましたので、今回はそれに因んだ記事を掲載します。  次の動画がご紹介を頂いたもので、3月18日の蔡幸娟小姐51回目の誕生祝賀会の模様です。  舞台設定な... 続きをみる

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  • 何日君再來(いつの日君帰る:蔡幸娟版)

     「何日君再来」(ホーリー ジュン ザイライ、邦題「いつの日君帰る」)は、「夜來香(イエライシャン)」と並び称されるチャイニーズ・メロディーを代表する1曲です。  この曲は、1937年に上海で製作された映画『三星伴月』の挿入歌として、当時の人気歌手 周璇(しゅう・せん、チョウ・シュアン、1918年... 続きをみる

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  • 情人的眼淚 (恋人の涙:蔡幸娟版)

     春は、出会いの季節でもあり、別れの季節でもあります。  「情人的眼淚」は、1958年当時の英領香港で潘秀瓊(パン・シウチョン、1935年-)の演唱により発表された楽曲です。  その後、多くの歌手がカバーしており、香港や台湾の映画のいくつかで主題歌或いは挿入歌としても使用されています。  歌詞の内... 続きをみる

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  • 夜來香(イェライシャン)

     【夜來香(イェライシャン)】  「夜來香(イェライシャン)」とは、キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)の花の一つ、学名テロスマの漢語名です。  ユリに似た上品な香りが夜になるとひと際強くなるので、この名が付けられています。  日本名は「東京葛(トンキンカズラ)」、英名では「Tonkin jasmin... 続きをみる

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  • 襟裳岬(台湾編)

      1974年の森進一のヒット曲『襟裳岬』は、台湾でも多くの歌手によってカバーされています。  曲は吉田拓郎のものですが、歌詞は岡本おさみの詩的表現が難解で翻訳が難しいため、殆どが意訳というよりも全く別物の歌詞が付けられています。  このため、歌題も「襟裳岬(鄧麗君1976)」だけではなく、「依舊... 続きをみる

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  • 襟裳岬(三語一體編)

     【襟裳の春】  楽曲「襟裳岬」は、演歌系、フォーク系などジャンルを問わず実に多くの歌手がカバーしています。  今回は、ポップス系がお好きな方のために、予てよりお馴染みの蔡幸娟小姐に登場して頂きます。  小姐のアルバムの中で、「三語一體」シリーズというものがあります。  これは、日本の曲を、台灣國... 続きをみる

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  • 月夜愁

     台湾の四大民謡と言われる「四月望雨」とは、38歳で夭逝した鄧雨賢の作曲になる『四季紅』、『月夜愁』、『望春風』及び『雨夜花』の4曲のことを言います。  当ブログでは、これまでその内3曲をご紹介してきました。  今回は、最後に『月夜愁』をご紹介します。  この曲は、元々台湾原住民平埔族の歌謡が原典... 続きをみる

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  • 四季紅

     台湾を代表する作曲家鄧雨賢の作品の中で最も有名な「四季紅」「月夜愁」「望春風」「雨夜花」の4曲は、その頭文字をとって、纏めて「四月望雨」と通称されています。  また、この4曲を含めた「四月望雨」という名のミュージカルも製作されています。  本ブログでは既に、「望春風」と「雨夜花」の2曲については... 続きをみる

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  • 補破網

     「補破網」は、1948年(昭和23年)に發表された台湾の代表的歌謡曲の一つです。  作詞者は、1933年(昭和8年)に「望春風」で乙女心を切々と詠じて一世を風靡した詩人李臨秋(リ リンシュウ)です。  詩題の「補破網」とは、破れた網を修補するという意味です。  当時、既に38歳で未だ独身であった... 続きをみる

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  • 雨夜花

     雨水の候、雨に因んだ台湾の代表的な歌謡曲をご紹介します。  曲名は「雨夜花」、この曲は「望春風」が発表された翌1934年(昭和9年)に誕生しています。  作詞は当時23歳の青年周添旺(しゅうてんおう 1911年-1988年)、作曲は「望春風」と同じ鄧雨賢(とううけん 1906年-1944年 )、... 続きをみる

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  • 望春風

     「望春風」は、1933年(昭和8年)に台灣の女歌手である純純(じゅんじゅん:スンスン、台灣人、本名劉清香、1914年-1943年1月8日)の演唱で発表された台灣語の歌謡曲で、「台灣歌謠之父」とも「台灣民謠之父」とも称されている作曲家の鄧雨賢(とう うけん、1906年7月21日 - 1944年6月... 続きをみる

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