「情人的眼淚」は、1958年当時の英領香港で潘秀瓊(パン・シウチョン、1935年-)の演唱により発表された楽曲で、歌詞の内容は春になって花咲く季節の男女の別れを詠ずるものです。 作曲は当時41歳の姚敏、作詩は当時51歳の陳蝶衣、この香港在住の中年コンビが軽快な洋風のメロディーに乗せて、涙にくれ... 続きをみる
2019年3月のブログ記事
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「忘川河」(ぼうせんが)は、台灣の歌手龍千玉(1961年7月30日ー)が2012年11月15日に発表したアルバム「 幸福之戀」に収録している楽曲です。 龍千玉は1979年にデビューしていますが、その当時は「江玉琴」という芸名を名乗って主として台灣國語(台灣華語)の歌を演唱していました。 19... 続きをみる
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今回は、台灣のmoliさんの記事に見える道教と古代支那の民間信仰とが融合して伝わる「忘川河傳說」〔忘川河(ぼうせんが)の伝説〕についてご紹介します。 これは、全国的に数少ない漢詩文愛好家の間では「笑窪(えくぼ)の伝説」として知られているものです。 なお、この伝説の原典では、笑窪(えくぼ)だけ... 続きをみる
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「盼與寄」(パン ユー ジー:望むことと送ること)は、台灣の歌手潘安邦(パン・アンバン、1954年9月10日ー2013年2月3日)が1981年7月に発表した自身4枚目となるアルバム〈回家〉の4 曲目に収録している楽曲で、蔡琴(ツァイ・チン、1957年12月22日-)とのデュエット曲です。 この... 続きをみる
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「盼」(パン:切に願う)は、台灣の歌手潘安邦(パン・アンバン、1954年9月10日ー2013年2月3日)が1979年11月に発表したデビューアルバム〈外婆的澎湖灣〉全12曲中のA面第1曲目に収録している楽曲です。 アルバムと同名の表題曲である「外婆的澎湖灣」がB面の1曲目であることを考えると、... 続きをみる
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今年は、2月19日から3月5日までが二十四節気の「雨水」つまり「雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める」時季にあたります。 この二十四節気を更に3分割した七十二候では、3月1日から3月5日までが「雨水」の末候の「草木萠動」(そうもくほうどう:そうもくめばえいずる)で「草木が芽吹き始める」頃とされて... 続きをみる