カンボジャ(中共寄りの国)
【カンボジャの紙幣に印刷された日本カンボジア友好橋】
カンボジアは長い内乱で、国内に地雷が多数残されました。
そこへ駆けつけたのが日本でした。
自衛隊が地雷撤去をする傍ら、日本政府の無償援助によって、橋をかけるなどの道路整備を進めました。
なかでも、トンレサップ河にかけられた橋は有名で、カンボジアの札にも印刷されています。
名前は「日本カンボジア友好橋」(通称「日本橋」)。
【一昨年の日本橋】
カンボジアの人々は日本人に対して、並々ならぬ敬意を持っています。それは、日本には、戦争という悲劇から立ち直って急速に発展したという経験があるからに他なりません。
「日本橋」という名称も、日本への敬意の表れと思われていましたが…
昨年、この日本橋と並行して、中共の援助による「カンボジャ中国友好橋」(通称「中国橋」)が完成しました。
【昨年の中国橋】
中共のODAは、審査が緩いため、最近は益々増加の一途をたどっているようです。
それもそのはず、このODAは90%が有償援助、つまり後で利息を付けて返すことになっているので、何に使われようと中共としては痛くも痒くもないのです。
それに比べて、日本のODAは、その80%が無償援助であるため、余り無駄なことに使われると、日本での会計検査の後、国会で問題にされることが有るので、援助には厳しい基準が設けられています。
カンボジャのような途上国としては、後で法外な利息を要求されることが分かっていても、使いやすい中共の援助に頼ることが多くなっているようです。
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