伊賀の徒然草

伊賀名張の山中に閑居して病を養う隠者の戯言です。

2016年5月のブログ記事

  • 茶十徳

     【茶十徳: 石川県能登の書家川崎洋岳先生直筆の書】  日本で喫茶の習慣が広まったのは、今から八百年ほど前に仏教禅宗の臨済宗を開いた栄西禅師(えいさいぜんし)が、南宋の素朴を尊ぶ禅寺での抹茶の飲み方を会得し、茶の種子や苗木を持ち帰ったことが端緒となっています。  「茶十徳」とは、茶祖とも呼ばれたこ... 続きをみる

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  • 故宮博物院物語

     故宮とは、古い宮殿と言う意味ですが、明朝、清朝の宮殿であった北京の紫禁城が中華民国成立以降、故宮と呼ばれています。  故宮博物院とは、今から約90年前、清朝最後の皇帝溥儀が紫禁城を去った後、歴代王朝が3000年に亘り収集した美術工芸品を故宮でそのまま展示したのが始まりです。  これらの文物の総数... 続きをみる

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  • 子育て母さんのための教育理論(続編)

     前回ご紹介した山本五十六の「やってみせ・・・」の訓言には、上掲の書のように続きがあり、3首からなっています。  子供がまだ小さくて、手取り足取りの教育が必要なときには、第1首の要領がそのまま適用できます。 「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かじ」  ところが、子供が順調... 続きをみる

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  • 子育て母さんのための教育理論

     【大和ミュージアムパンフレットから引用】  上掲の一首は、海軍大将山本五十六が、米沢藩第9代藩主上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせて させてみる」という遺訓を元に、教育訓練の要則について、端的に詠んだものです。  子育て母さんのために、若干、補足説明します。  ここで言わんとすることは、教育に... 続きをみる

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  • 男の修行

     【大和ミュージアム資料から引用】   75年前の、日米開戦時に連合艦隊司令長官であった海軍大将(歿後元帥海軍大将)山本五十六〔やまもといそろく、1884年(明治17年)4月4日 - 1943年(昭和18年)4月18日〕は、数多くの名言を残していることでも知られています。  「男の修行」もその一つ... 続きをみる

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  • 国民気質(地政学編)

        育ちの違う3人がカッパ食堂でラーメンを注文した。  出来上がったラーメンには、どういうわけか、蝿が一匹づつ入っていた。 島国育ちの日本人は、カッパ店長に頼んで、別のものに変えてもらった。 半島育ちの韓国人は、蝿を残して食べ終わってから店長を呼びつけて代金を踏み倒した。 大陸育ちの中国人は、... 続きをみる

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  • 国民気質(民族学編)

     ある豪華客船が、遠洋を航海中に氷山にぶつかり沈みかけていた。  救命ボートの数が少なく、乗客の半数くらいしか乗れそうになかった。  女子供や老人など弱者を優先するのが、海難救助の鉄則である。   船長は、苦渋の決断をして、甲板に集まった乗客に呼びかけた。  「紳士諸君は全員、海に飛び込め!」  ... 続きをみる

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  • 桃源郷を考える

     【桃花源記詩意図】  桃源郷(とうげんきょう)とは、俗界を離れた仙境・理想郷のことで、今から1600年ほど前の、魏晋南北朝時代の詩人陶淵明(とう えんめい、365年(興寧3年) - 427年(元嘉4年)11月)が創作した「桃花源記」が出典となっています。  「桃源郷」は、何者の束縛も受けず精神の... 続きをみる

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  • 平等院のキューピッド

    【平等院鳳凰堂】 【十円硬貨】  十円玉の図柄でお馴染みの、京都府宇治市にある国宝平等院鳳凰堂は、今から約千年前に、時の関白藤原頼通が建立したもので、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された阿弥陀如来坐像や雲中菩薩像など数多の国宝が安置されており、世界遺産にも登録されています。  平等... 続きをみる

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